Installation:さまざまなインストール方法
ECUの働きは、各種センサーから送られてくる信号をROMに書いてあるパラメータで演算し、エンジンを制御しています。
コンピュータチューニングは、このROM内の点火MAPなど各種パラメータを最適化されたデータに書き換えます。
そのチューニングデータのインストールにはさまざまな方法があります。
基本的には、そのECUのマザーボードのタイプによって採用する方法が決められます。
代表的なインストール方法は、
@基板加工によるROMへの書き込み方法
従来から行われている方法で、ECUチューニングの基本です。
今でもこの方法を採用するECUがたくさん存在します。
ROMを一旦基板から取り外して、プログラマーを用いて直接ROM内データを書き換えます。
このROMにはいろんなタイプが使われており、その多彩なROMへの柔軟な対応もDIGITAL SPEEDのテクノロジーです。
またDIGITAL SPEEDでは、確実な作業を行うために、最新の電子加工後術を採用し、さらにその加工は、熟練した職人の手によって行われます。
A車両診断のコンサルトポート(OBD2/EOBD)を使用する方法
2001年以降の車両には国際規格による診断ポート
On Board Diagnostics version II(OBD2)またはEuropean On Board Diagnostics
(EOBD)が設けられています。
このポートを使用してデータ通信することにより現車のECU内のROMデータを読み出したり、
チューニングデータをROMプログラミングすることが出来ます。
これは、基板に実装されているROMがFlash Romを採用しているために可能となります。
この方法はすべての2001年以降の車両にできるのではありません。その車両に装着
されているECUのタイプやバージョンによっても異なります。
また、このタイプは、ECUユニット単体でも車載の状態と同様に、デスク上で専用コネクターを使用することにより
車載の場合と同じようにデータ通信を行い、チューニングを完了することが出来ます。
ECUを知り尽くしたDIGITAL SPEEDの技術がここにもあります。
B新世代ECUのシリアルプログラミング
ここ数年、自動車メーカーのセキュリティ強化でOBD2ポートではプログラムの書き換えが困難になってきました。
このタイプのECUはマザーボードにMotorola MPC555/556などの32bitメインプロセッサーを実装しています。
最近の新型車の制御技術は、直噴エンジンやバルブトロニックなど非常に高速化かつ高精度化しています。
しかし、DIGITAL SPEEDではいち早くこれらのECUに対応しています。
より確実なアクセスを行うため、マザーボードのプログラムエリアに直接アクセスしてデータ通信します。
まるで、メーカーの開発室での光景のようです。
DIGITAL SPEEDは常にヨーロッパ最新の技術を導入しています。
ご自分のお車がどのタイプに該当するのかお知りにないたい方は、ご遠慮なく連絡ください。
また、いずれのタイプであっても、ECUユニット単体での作業が出来ますので、遠方の場合でもユニットをお送りいただく環境が整えば、このパフォーマンスを手に入れ
ることが出来ます。
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